そして最近の話題を一通り話し終えた時、にとりがついに切り出した。


「……で、今日はどうしてここに来たんだい?」


泣きついてきた理由を聞くと、魔理沙もバツの悪そうに話し始めた。

 


「今度の異変で、さ。また霊夢に先越されちまったぜ……」

「ああ、地霊のあれか。なんなら私を誘えば良かったのに」


「それはすまんな。道中、二尾の猫が手強くてな……引き返してみたらむこうが解決してたよ」

 

皮肉そうに魔理沙は笑い、天井をあおぐ。


「……むこうは仕事、こっちは趣味。だとしてもさ……負け続きってのは、やっぱり悔しいぜ」

 

「やっぱり負けず嫌いだね、魔理沙は」

 

元気を分け与えるようににとりは微笑み、魔理沙の両手を取った。

 


「また劣等感とか、強がりすぎて、辛くなったらここにおいでよ。また私が盟友として、元気づけてやるからさ!」

 


「にとり…………ああ!」


魔理沙もその一言で肩の荷が下りたのか、すっかりいつもの元気を取り戻した。

 

「ありがとうな、にとり。やっぱここに来て正解だったぜ」


「ふふ、お安いご用さ。それでさ、あの……かわりと言っちゃアレなんだけど、一つ頼みごとをしてもいいかい?」

 

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